テレアポモンスターの事業部には、受注を極める営業と、現場・採用・営業を動かして事業を任されるSVの2つのキャリアがあります。それぞれを伸ばした先の働き方、報酬の決まり方、SVの毎日の動き方、向いている人の違いを説明します。
■ 結論:SVと営業、キャリアを伸ばした先の違い
先に結論をまとめます。SVは幅広い経験と収入の伸びを得るかわりに人間関係で悩みやすく、営業は人間関係が身軽なかわりに数字のプレッシャーを背負う道です。
SV
- ジェネラリストとして幅広いスキルと経験が身につく
- 収入が伸びやすい
- 体制が安定すれば、自分が手を動かさなくても成果が出る
- いくつもの仕事を並行するので、力の入れどころを使い分ける匙加減が求められる
- そのかわり、人間関係のトラブルに悩まされることが多い
営業
- 付き合う人が少ないので、人間関係のトラブルは少ない
- そのかわり、常に自分で仕事を取るノルマに追われる
- 結果が数字ですべて表に出るので、成果へのプレッシャーが大きい
■ 営業が受注し、SVが現場を回すという分担
テレアポモンスターの仕事は、営業が案件を受注するところから始まります。受注した案件はSVに引き継がれ、SVがリストとトークを準備してアポインターをアサインし、毎日の架電を回していきます。足りない人手は採用人事が集め、SVが現場に迎え入れます。
- 営業:営業支援やマーケティング支援を必要とする企業から仕事を受注する
- SV:受注した案件を立ち上げ、アポインターを動かして成果に責任を持つ
- アポインター:案件の架電を担う
- 採用人事:メンバーの募集と入れ替えを進める
立ち上げの時期は、1人が営業もSVも兼ねる働き方になることもあります。案件を取ってきて、自分で人をアサインし、ときには自分でもコールする。そこから営業に軸足を置くか、SVに軸足を置くかで、キャリアの行き着く先が分かれていきます。
■ 営業のキャリアを伸ばすと、受注をつくり続けるスペシャリストになる
営業のキャリアを伸ばした先にあるのは、営業のスペシャリストです。営業会社やマーケティング会社から仕事を取ってくることにコミットし、その領域をとことん深めていきます。案件の管理はSFAに乗っているので、受注した後の情報は迷わず現場へ渡せます。
この道で身につけるのは、取った案件から手を離す技術です。自分が受注した案件ほど、現場の様子が気になって口を出したくなります。それでも手を離してSVに任せ、仮に現場でトラブルがあっても、お客様との関係を整えて不満が自分のところに溜まらないようにする。そうやって次の商談に使う時間を守れるかどうかで、営業としての伸び方が変わります。
報酬は、自分が取った受注の成績に応じて基本給や賞与が決まっていきます。自分さえ動けば何とかできるという手応えが、この道の拠りどころになります。
営業は、日々付き合う人の数が多くありません。向き合うのはお客様と、案件を引き継ぐSVくらいです。チームの不満を受け止めたり、メンバー同士の揉めごとに入ったりする場面がほとんどないので、人間関係のトラブルに悩まされることは少なくて済みます。
そのかわり、成果に対するプレッシャーは大きくなります。
- 仕事は常に自分で取ってくるもので、毎月のノルマに追われ続ける
- 受注できたかどうかが、言い訳のきかない数字ですべて表に出る
- 先月の成果は今月の数字を助けてくれないので、手を止めるとすぐに結果が落ちる
- 関わる仕事の範囲が狭くなりやすく、役職として受け取れる報酬にも上限が出てくる
■ SVのキャリアを伸ばすと、事業を丸ごと任される経営者になる
SVのキャリアを伸ばした先にあるのは、事業統括者、さらにはその事業の経営者です。人事を動かし、営業を動かし、現場のアポインターを動かす。必要であれば自分も全部やる。テレアポ事業を1つ丸ごと預かる立場です。
経験を積むにつれて、任される範囲は段階的に広がります。最初は受注した案件を受け取って現場を回すところから始め、慣れてきたら採用人事や営業の担当者と直接やり取りし、営業が取ってきた案件を受け取って人事に人の手配を依頼する、という流れ全体を自分で動かすようになります。
SVの道で身につくのは、ジェネラリストとしてのスキルです。数字の管理、アポインターの育成、採用、お客様との調整、案件の立ち上げ、必要なら自分での架電まで、事業に関わる仕事を幅広く経験します。営業の道よりも、身につくスキルと経験の範囲がずっと広くなります。
ジェネラリストとして幅広いスキルが身につくということは、裏を返せば、いくつもの仕事を同時に並行して進めなければならないということです。朝の数字の確認、アポインターへの声かけ、ロープレ、採用の相談、新しい案件の立ち上げが、同じ日に重なることも珍しくありません。
そのためSVには、力の入れどころを見極める匙加減が求められます。「よい加減」で済ませてよいところは手を抜き、ここを外すと案件が崩れるという急所にだけ一気に集中する。頭を使う量も手を動かす時間も、その差をつけて配分できないと、仕事が溢れてパンクしてしまいます。1つのことにじっくり集中するのが得意な人や、すべてを完璧に仕上げたい完璧主義の人ほど、この切り替えに慣れる必要があります。
収入も伸びやすい道です。報酬は基本給に加えて、担当する事業が出した粗利の何%かが賞与や昇給に乗る形を目指しています。任される事業が大きくなるほど、取り分も大きくなります。
そして体制が安定すれば、自分が手を動かさなくても成果が出るようになります。現場がきちんと動いていれば、自分が稼働したい気持ちを抑えて、平和なときは手が空いていてよい立場です。トラブルが起きたときだけ、責任者として前に出ていきます。
そのかわり、人を動かす仕事なので人間関係のトラブルに悩まされることが多くなります。
- お客様から厳しい声を受け止める場面がある
- 仲の良いメンバーに対しても「この案件は決めた予算の中で成果を出してほしい」と厳しいことを言う役回りになる
- メンバーから不満が上がってくることもあり、不満を抱えた人が1人いると、その空気がチームに広がりやすい
■ SVの毎日の時間の使い方
SVの1日は、朝に全体を見て、成果が出ていないところから手を打つ流れで進みます。
- 朝起きたら、すべての案件の数字を確認する。コール数、接続数、アポ数、前日の報告から、成果が出ていない案件とアポインターを洗い出す
- 成果が出ていなければ、そのアポインターに数字を示して声をかける。原因がトーク、リスト、稼働量のどこにあるかを本人と確かめる
- 必要であればロープレを行い、コミュニケーションを取りながら育てる
- 育てても改善が見込めなければ、採用人事と相談して人の入れ替えを進める
- その間に新しい案件が取れたら、キックオフ、リストとトークの準備、アポインターのアサインと、立ち上げに動く。人が足りなければ採用人事に募集を依頼する
- 人手が足りないときや、立ち上げ直後に手本を見せたいときは、自分もコールに入る
誰に任せるか、誰の稼働を止めるか、単価をいくらにするかを決める権限はSVにあります。権限がはっきりしているので、成果が出ていないという事実をもとに、必要なことをはっきり伝えられます。
■ 営業とSVのキャリアを並べて比べる
| 観点 | 営業 | SV |
|---|---|---|
| 行き着く先 | 受注をつくり続ける営業のスペシャリスト | 事業統括者、事業の経営者 |
| 主な仕事 | 商談と受注。取った案件はSVに渡す | アポインター・採用人事・営業を動かし、案件の成果に責任を持つ |
| 身につくスキル | 商談と受注の専門性を深く磨く | ジェネラリストとして、事業に関わる幅広いスキルと経験 |
| 収入 | 自分の受注成績で決まる。役職としての上限が出やすい | 担当事業の粗利に応じて伸びやすい |
| 人間関係 | 付き合う人が少なく、トラブルは少ない | 人を動かすぶん、トラブルに悩まされることが多い |
| 成果へのプレッシャー | ノルマに追われ、結果が数字ですべて表れるので大きい | 体制が安定すれば、自分が手を動かさなくても成果が出る |
| 求められる力 | 自分で動き切る力と、取った案件から手を離す技術 | 複数の仕事を並行し、手を抜く所と集中する所を使い分ける匙加減 |
■ SVの道で磨くのは「なんとかなる」と構える力
営業の道では、自分がめちゃくちゃ頑張れば何とかできる場面がほとんどです。ところがSVの道を伸ばしていくと、自分の力だけではどうにもならない出来事が次々に起こります。営業が成果を出さない、採用人事が合わない人を連れてくる、お客様が怒っている。問題が同時にいくつも出てきたときに、どれだけ心穏やかでいられるかが問われます。
そうした場面で「なんとかなるやろ」と構えて次の手を打てる感覚が、事業を任される立場へ進むための土台になります。焦って自分で全部を抱え込むのではなく、人を動かして立て直す。その積み重ねが、SVを経営者に近づけていきます。
■ それぞれの道に向いている人
営業の道は、目標に向けて自分で動き切れる人、商談の場で力を出したい人に向いています。成果がそのまま評価になるので、数字を追うこと自体を楽しめる人ほど伸びていきます。
SVの道は、現場全体を広く見ていたい人、人を育てて動かすことにやりがいを感じる人に向いています。厳しいことを伝える場面もありますが、事実に基づいてはっきり言える人なら、その役回りは事業を任される力に変わります。1つのことに集中したい人や完璧主義の人は、全部を100点にしようとせず、急所にだけ力を注ぐ働き方に慣れていくことが、この道を続けるための最初の課題になります。
どちらか一方を選んだら終わりというわけではありません。体制が整って任せられるメンバーが増えれば、営業に集中したくなる時期が来ることもあります。気持ちが変わったときは、そのたびに進む方向を一緒に考え直します。
■ まとめ:受注を極めるか、事業を任されるか
SVのキャリアを伸ばすと、ジェネラリストとして幅広いスキルと経験が身につき、収入も伸びやすくなります。人間関係のトラブルに悩まされることは多いものの、体制が安定すれば自分が手を動かさなくても成果が出る立場へ進めます。
営業のキャリアを伸ばすと、受注をつくり続ける営業のスペシャリストになります。付き合う人が少ないぶん人間関係のトラブルは少なく済みますが、常に自分で仕事を取るノルマに追われ、結果が数字ですべて表れるので、成果へのプレッシャーは大きくなります。
どちらが上ということはありません。自分で動き切るのが好きなら営業、全体を広く見て人を動かすのが好きならSV。各ポジションの詳しい内容は、営業責任者の募集ページとSVの募集ページにまとめています。